家庭科×Onenote

こんにちは。家庭科の授業でのOnenoteの使用例をお話ししたいと思います!


【分野】 家族・家庭、保育

【対象】 高2 家庭基礎 全クラス(約280名)
【内容】 調べ学習をしてPowerpointにまとめ、Onenoteに自分のページを追加して、

     投稿し共有する。その後、班ごとに発表を行う。

【テーマ】授業で習った、家族に関する話、男女のあり方、民法、保育、子どもの発達

     などの中から、より興味を持ったもの、深堀りしたいと思ったものについて

     何でもいいので調べてみる。

【時間】 授業内容の説明と調べる時間込みで、授業時間2時間として設けました。

     次週発表だと伝え、仕上がらなければ宿題。もしくは、作成が思うようにい

     かず難しければ友達の投稿を見て何かヒントを得るように。

 

【効果】 友達の投稿を見られるため一度に大量(同じ学年全員)の情報を共有できる。

     自分が知りたいこと、興味があること(←ココ重要!)が分かる。

     パワポの見せ方、作り方、上手な発表の仕方とは何かが勉強できる。

 

やはり、

「自分が知りたいこと、何それ?どういう意味?じゃあこういう時はどうなの??」

を考える力はいいですね。どんどん手が動きます。教員が話したことが全てではない。自分が思ったこと、疑問点の解消、そしてより詳しい内容を自分で発見していくことが、知識の深化に繋がります。

また、発表にもやはり意味があります。今回は小グループごとに発表し、一番スライドが上手かった人に前に出て発表してもらう、という形式をとりました。さすが、得意な人の発表は目を見張りますし、自分のキャラクターを前面に出した話し方の人も、聞く人の心を惹きつけます。興味を持つ→考える→まとめる→伝えるの流れは教科関わらず今後も何度もあると思うので、その練習になればいいなと思うのです。

 

デジタルな世界を生きる彼らは、今後必ずと言っていいほどICTを駆使せねばならず、さらに人前で話す機会も益々増えるでしょう。話すのが嫌、前に出たくない、と言っていては、いつまでたっても慣れません。緊張するだろうけど慣れるしかない、場数をこなそう!そんな話をしながら。。。インプットした内容をどう相手に伝えるか、知った情報だけではなく、それに対してどう思ったか、その課題を自分だったらどうするか、アウトプットの勉強としても今回の授業としての意味があったのかな、と思います。

f:id:kenta_katase:20210702133758j:plain

↑↑↑彼らは高1の時にOnenoteを使ったことがあるようですが、一応念のため一番トップの所にページの追加の仕方やファイル挿入のやり方を載せてみました。その他は全て生徒たちに自分でページを追加して、自分の提出先を用意してもらっています。

 

f:id:kenta_katase:20210702133754j:plainf:id:kenta_katase:20210702140349j:plain


↑↑↑「子どもはなぜピーマンが嫌いか」「家族にベストな自家用車とは」「赤ちゃんが泣いても涙が出ないわけ」など、なるほどそうくるか!というような内容から、「保育士が不足しているのはなぜ」「各国の子育ての違い」「コロナと待機児童」など、世の中の現状などから課題を選定している生徒もいました。

 

注意点としては、学年全体を公開してしまっているがゆえに、ロックをかけていません。ので、人の物を誤って消したり、動かしたりできてしまう、のが難点ですかね。記入者を表示させて、相互に感想を入れ合ったり、友達の物を覗くことができるのはいいですが、間違いが起きないとも限りませんので、注意が必要です。

 

今後もこのスペースに書き込む形で、次の分野の勉強を進めていこうと思います♪

(次は夏休みの宿題提出ですかね~ 笑)